電気を使った料理のメリット

2011.09.30

私はオール電化のマンションで暮らしたことがあります。引き渡され、生活用具を全部運びこんだ日、私ははじめてキッチンが電化だということに気がつきました。もうすでに九年前になりますから、コンロは100Vのシーズヒーターでした、うず巻状の皿のような平らなものの上に鍋をのせるように考えられたものです。最初、ホウレソ草を茄でようとしたら、なかなかお湯が沸騰しません。しかし、一度火力がつくと、後はガスとちっとも変りないことに気がつきました。そのおかげで、私は電子レンジの使い方を熱心に研究しはじめました。それまでは、電子レンジといえば再加熱だとばかり思いこんでいたからです。まず、いつもグリーンアスパラガスを茹で、マヨネーズを添えてビールを一杯−というメニューがありました。その時、最初はなかなか沸騰しない鍋にイライラしていたのですが、今ではアスパラガスを茄でる状態に下ごしらえをして、キチンと食べる状態に切って盛りつけてからラップをかけて電子レンジに入れ、スイッチを入れれば一分二十秒で美しいグリーンに茄であがるのです。ジャガイモのサラダをつくる時も、ジャガイモは電子レンジで如でてしまいます。時間も最短、苅でるための鍋も必要ない現状です。調理に電気を使う場合、現在では200Vのシーズヒーターだけではなく、強い火力の必要な中華料理もできるハロゲンヒーターや電磁調理器のように老人にも安全なものもたくさん出まわっているこの頃です。電気の調理でもっとも面白いのは余熱です。朝食はいつもパン食でしたから、目玉焼きは小さなフライパンで目焼き、ヒーターを消してその余熱でもう一回目玉焼きが焼けました。余熱が上手に使えるようになれば、熱の立ち上がりも早いことに気がつきました。ごく小さい弱火も電気ならではのこと、離乳食(幼児)などには必需品といえます。もともと調理用ヒーターでもっとも問題になるのは、火力が弱いということと、最初のたち上がりが遅いということです。したがって、火力で勝負をする中華料理は電気では無理だと言われてきました。しかし今では200Vのクッキングヒーターの登場で、火力が弱いとは言えなくなりました。中華料理でも楽にできるというのか実情です。

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