日本の住宅建設は、これまでスクラップ&ビルドを基準に進められてきました。「建てては壊し」「壊しては建てる」ことの繰り返しでした。しかし、ここにきてようやくこうした日本人の住宅観から脱却すべきではないか、という機運が出てきました。アメリカに遅れること七〇年、日本でも「住宅の資産価値」を問い直そうという動きが生まれてきたのです。バブル経済が「一場の夢」に終わり、不況風が吹きまくる日本社会にあって、スク
スクラップ&ビルドのおわり... の続きを読む
多くのハウスメーカーは竣工図を特別に作成していることはなく、設計図の製本に工事担当者が竣工図を書き加えて、その製本図を竣工図として社内で保管しているようです。できれば、その製本図のコピーを一部提出するよう要望したらいいと思います。緊急連絡先も書きとめておきたいものです。緊急連絡先とは、当該工事にかかわった、特に設備関係の業者の連絡先のことです。引っ越してから緊急を要する事故、たとえばお湯が出ない、
緊急連絡先も入手しよう... の続きを読む
大都市に大学の新増設が認められなかった時期は、大学や短大への進学者数が急激に増えた時期と重なっていた。昭和三五年に一六万三八六人だった大学・短大進学者数は、四〇年に二九万四五四〇人、四五年に三四万二一七人、五〇年に四五万三八四二人と、一五年間で二・八倍にも増えている。学生を受け入れるために器を拡大する必要がある。制限区域内にある大学も何とか規模の拡大を、と考えた。苦肉の策が制限区域からの脱出、つま
増大する学生を受け入れるため各大学は制限区域から脱... の続きを読む
本来なら、きっちりした仕様で打設したコンクリートは、かんたんに水漏れするものではない。水の量を少なく、打設に際してしっかり突き固め、覆いなどをしてゆっくり乾かせば一〇年で水漏れするようなことはない。ところが、実際のコンクリートは水分量が多く、突き固めが甘く、工期を短縮するために仮枠を早く外すことが多い。このことがひびわれを発生させ、漏水をきたす主な原因となっている。ちなみに、工場で成形したコンクリ
バルコニーの床防水を実施するかどうかを迷う... の続きを読む
注文してつくってもらう「誂(あつら)え品」にもいろいろありますが、同じ誂え品でも住宅は、できあがるまでの期間が長いこともあって、工事が始まってから設計変更を余儀なくされる場合が少なくありません。原則的には設計を変更しないのがベストではあるものの、本当に変更した方がいい場合もあるので、避けるのが得策とばかりは言えません。しかし、決断するには「設計変更に伴う工事費の出入り」をきちんと確認してからにした
設計変更は見積りを確認してから決める... の続きを読む
日本の建築基準法が換気に対して無関心なため、シックハウスの問題が生じてきたわけですが、これについては欧米では早くから取り組んでいます。海外ではシックハウスという言葉はあまり一般的ではなく、同じ意味のことを、シックビルディング症候群(SickBuildingsyndrome)といいます。欧米では、一九七〇年代前半に起こったオイルショックに対応するため、ビルの換気量を引き下げた結果、各地の新設ビルで頭
法律の遅れから、シックハウスも生まれた... の続きを読む
住宅内のホルムアルデヒド濃度は、日中は測定値が低く、夜になると高くなりますが、これも夜間は窓を閉め切っているので換気が悪いためです。また、新築の家に入居する場合は、すぐに入居せず、まずは十分な換気を行ない、二週間程度の有機溶剤の放散期間をとることが望ましいでしょう。高温にして風通しをよくすれば揮発しやすいという性質を利用して、入居前にエアコンなどの暖気運転によって室内の温度を上げて換気し、化学物質
住宅内のホルムアルデヒド濃度... の続きを読む
人口が減っているのに、世帯数が増えている街も、けっこう多いものです。そういう街は、住宅の戸数が足りなくなります。需給論でいえば、これも需要が増す一つの形態です。需給論で目をつけるとすれば、それは人口ではなく世帯数なのです。たとえば、同エリア圏内で人口が増えても、もしも、それがすべて赤ん坊ならば、つまり自然増ならば、世帯数は増えません。当然、戸数への需要も増えません。もしもその家族が、家を狭いと感じ
不動産マーケティングのイロハ中のイロハ... の続きを読む
私はオール電化のマンションで暮らしたことがあります。引き渡され、生活用具を全部運びこんだ日、私ははじめてキッチンが電化だということに気がつきました。もうすでに九年前になりますから、コンロは100Vのシーズヒーターでした、うず巻状の皿のような平らなものの上に鍋をのせるように考えられたものです。最初、ホウレソ草を茄でようとしたら、なかなかお湯が沸騰しません。しかし、一度火力がつくと、後はガスとちっとも
電気を使った料理のメリット... の続きを読む
躯体内空間も室内側も無垢の木など調湿機能のすぐれた材で構成され、エアサーキュレーションによる温度上昇とあいまって、湿気の調整をしています。この木材などの調湿機能のおかげて乾燥し過ぎも同時に防止されています。建物内の床面や壁面、天井面が均一な温度に近づこうとしていますから、低温幅射暖房的な効果も発揮され、比較的低い温度、例えば就寝時は17℃程度、昼間は20℃前後で十分生活できます。結果として人工的暖
かなりの省エネ効果に... の続きを読む